辺り一面、目映いほどの光が溢れていた。
将棋部の1年生である朝宮佳紀は、犬の散歩をしている女の子にであう。
違う学園の女の子、しかも自分と同じく将棋をやっているらしい―――

その少女、神宮司歩未のことが、佳紀はなんだか非常に気になってしまう。
いつもより早くなっているように思える動悸とほのかな緊張。
最初こそうまくアプローチできないものの、佳紀は歩未と親しくなっていく。
歩未の態度からすると、彼女も佳紀に少なからず 好意を持っているらしいのだが……
実際……どうなのだろう……?

果たして佳紀は、このまま歩未と付き合うことが出来るのか?
というか歩未はちゃんと佳紀のことを男性と認識してくれているのだろうか!?


恋の道は楽しいけれど、けっこうツラくて険しい―――