内沼「……俺さ」
主人公「……?」
内沼「……最初はノリちゃんがあんまり好きじゃなかったんだ」
主人公「え……」
主人公(乃凪先輩を……?)
内沼「……一年の時はクラスが違くてさ、風紀で初めて会ったんだけど……
最初は本当に真面目ッ子で、一緒にいるこっちまで息が詰ってさ」
主人公「……うん」
内沼「……でも、それでも仕事はしないといけないじゃない?
風紀は何人かでチーム組んで動くんだけど、
初めて組んだのがノリちゃんで……」
内沼「……その後、沢登とも組んで……沢登、昔はもっと滅茶苦茶な奴でさ。
急に廊下で踊りだしたり」
内沼「もう、一人じゃ手に負えなくて……
で、奴との攻防戦のためにノリちゃんと手を組んで……」
内沼「……だから、話は合わなくても息はぴったり合うんだ、行動とか」
主人公「うん……」
内沼「…………」
内沼「ちょっとずつだけど、話すようになって……相手のことが見えてきて……。
……ただの真面目馬鹿な奴じゃないって、分かって」
内沼「……少しずつ、気を許すようになって」
主人公「…………」