「お知らせって、何?」
「まあ、たいしたことじゃないんだけどな」
「?」
「いや、今流行(?)のツイッター用アイコンをカエルのキャラで作りましたよと」
「え、今更?」
「…………」
「…………」
「ど、どうしたの? 二人とも」
「い、一応まだシナリオ配信が二回残ってるしな! 遅くない! うん!」
「20種類ほどありますので、お好きなものをお持ち帰り下さい」
「全然関係ないけど、お知らせ系っていつも僕らだよね」
「本当に関係ないな」
「じゃあ法月先輩と米原先生と戸神先輩にバトンタッチしてみる?」
「それは……まとまらんだろ」
「あっ、でも僕見てみたい!」
「まあ良い笑顔だこと」
「バトンがきたよー」
「ところで2012年の1月31日がミサキちゃんシナリオの配信日なんだけど、
 告知とかないのかな? ねえ?」
「ミサキちゃんのこと好きな人はちゃんとチェックして購入してくれたんじゃないの?」
「そんな適当酷過ぎるっ! もっと大々的に広告して!!」
「そういえばうっかり忘れてたけど、バナーすら作らなかったね配信シナリオ」
「気付いたら残り二回だしな」
「それが終わったらもう無いの? 配信シナリオ」
「無いです多分」
「じゃあ、皆と会えるのも配信シナリオで最後なんだねー……ちょっと寂しいな」
「まあ、みにどこでお便りの返信が終わってないから
 厳密に言うと配信が最後じゃないと思うけどな」
「あ、そっか」
「ところで俺の豆知らねーか?」
「「知りません」」
「戸神先輩、一言しか発してないよね」
「まあいいんじゃねーか? あの人、存在感だけはあるし」
「そうだね……先輩成分が抜ければ、非常におとなしい作品だよね“カエル畑”」
「メタ発言過ぎるよ広瀬くん……」
「でも戸神先輩って言ったら、豆よりキノコのイメージが強いよね」
「食ってるのは豆なのにな」
「米原先生も、一緒に煮てたのにね。キノコ」
「あの人存在感薄いから」
「ツインテールを披露してなお、薄いって言われる存在って凄いね」
「あっ、そういえば広瀬くんも地味って言われてたよね!」
「…………」
「鋭利な刃物を笑顔で投げつけたな、空閑」
「え? え? 僕、何か悪いこと言ったの?」
「さて、そろそろお別れのお時間がやって参りました」
「アイコンは“千木良参戦!”公式ページの“ダウンロード”の中にあります。
 皆様、何卒我等を可愛がって下さいませ」
「なにこの凄いぶちぎり方。何のオチも無かったと言うのに」
「強制終了という奴ですな」
「ところで米原先生のダウンロードシナリオの宣伝、してないね」
「ああ、そういえば……今はとりあえず忘れとこうか?」
「うん、分かった!」
「まあ良い笑顔だこと」
【10】へつづく。

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