「ちょっ!」
「え?」
「バグった! 技使ったら画面止まりやがった!」
「ええと、何したの?」
「だから技使っただけだっつの!」
「もしかして、この画面右上にいる奴に、使った?」
「ああ、そのでかい鳥みたいなヤツな」
「技って、飛行系に有効な技だった?」
「おう、当たり。すげーなお前」
「…………」
「なあこれ、本体からディスク出せば復活する?」
「……えーとね、無理。その敵がね、上空に舞い上がるモーションに入ったところで、技使っちゃうと、アウトなの」
「マジかよ! この隠しダンジョンセーブポイントがないんだぞ!?」
「うん、知ってる」
「何時だよセーブしたの…………あー、やっぱり二時間前じゃん!!」
「それはね、神様がそろそろゲームを止めろって言ってるんだよ?」
「レベル9くらい上がってたんだけど!?」
「俺に怒らないでよ、椋人くん……」
「後ね、その隠しダンジョンの敵で、とある腕輪を装備して、その状態でとある技を使うと、危ないヤツもいるよ?」
「なにそれ」
「もう少し進むと、全方向に砲弾発射する敵がでてくるんだけどね、ええと……この装備品つけて、あと……この技。一緒に使うと処理落ちして止まる」
「マジかよ」
「うん。それと、見た目はレベルの低い雑魚キャラと同じだけど、カラーリングだけ違う敵もでてきてね、それも注意してね」
「一発攻撃食らっただけで、瞬殺されるから」
「…………」
「……なんで知ってんの?」
「僕も、同じ経験、したから」
「だったら最初から言えよ!?」
「えっ?! ご、ごめん!!」
「椋人くん、近所迷惑よー……?」
「繋ぎも何もないよー! 突然お便りコーナー始まるよー!」
「やりてェ放題だなァ、オイ」
「戸神、お前前々回を棚に上げて……」
「はい、ここのさんからのお手紙です!」
「“エピローグに出てくる寮というのは、水道管破裂前にいた所なのか”」
「“カエル畑のあの寮なのか…というのが、クリアする度気になりました”」
「で、どっちなんでェ」
「月蛙寮だぜェ!」
「ミサキちゃん、夏場に戸神先輩の真似とかやめて? 暑さが増すから」
「発言の自由ってないのかな」
「発言の自由云々の前に、騒音規制法っていう……」
「泣いてもいい? ……あ、でも、言い易さは愛されてる証拠よね!」
「…………」
「真顔!」
「話を戻します! ええとね、元々俺達が入ってた寮は、もっと近代的だったよ!」
「俺ァ専ら木の上だったぜェ!」
「先輩は寮生じゃないからだよ、それ」
「それでは、好きなキャラは『広瀬君ルートが一番好きで、かつ、この3人が素敵だったので選びました。広瀬君は幸せに…! 風羽ちゃんと一緒に!@広瀬君』の
ここのさんでした!」
「“この3人?”ってな、誰でェ?」
「一位が広瀬、二位が小田島先生、三位がスガちゃんだったよ」
「ところでセンセイ、カキ氷が食いたいぜ!」
「お、じゃあおやつはカキ氷にするか」
「話が酷く逸れたところでまた来週〜!」
「はーっはっはっはっはァ!」
「シロップ買ってこないと……」
To Be Continued.

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