「第2回です。内容も無いくせに」
「さて、何を提供しましょうか」
「ああ、ええねんそんなん考えんでも」
「? どうしてですか?」
「この部屋のタイトルは?」
「“みになりません、どこまでも”、ですよね」
「つー訳やから、なんも考えんとぼんやりしとったらええねん」
「それはそれで、どうなんでしょう……」
「さて、お手紙です」
「千木良くんの切り替えの早さについていけません」
「えー、T市T寮にお住まいの、M・Kくんからお手紙です」
「(おや、空閑くんからですか)」
「“結局、水城先輩の性別は、どちらだったんでしょうか”」
「一陽ですか?」
「みたいやな」
「作中で一切語られていない以上、
 ここで答えてしまうのもはばかられる気がするのですが……」
「せやな。因みにライター二人の中では“男”っつー設定や。以上」
「あっさり答えちゃいましたね」
「公式とは言うてへんやん」
「ここで言ったら公式も同然な気がするんですけど……
 でも、M・Kくんはどうしてこんな質問を」
「ま、それは“俺参戦!”の彼のアナザールートをやりゃわかるわ」
「ここでまさかの宣伝ですね」
「さて、最後に一つ“自己紹介”というお話をお送りして今回は終了です」
「“自己紹介?”」
「ああ、“カエル畑DEつかまえて☆彡”のキャラクター把握用の内部資料や」
「そんなものもあるんですね」
「ああ。内部資料やから結構適当な内容やで」
「後、割りと初期に作成されたもんやから、
 菅野の口調が違っとったり、一部今と性格が違うキャラもおる」
「へえぇ」
「ま、そんなこんなで以下から始まりまーす。因みに川奈芳子さんが存在しないのは、初期設定で存在していなかったからでーす」
「それでは、3回目がありましたらお会いしましょう」
■カエル畑DEつかまえて・自己紹介■
放送部
 ・米原美咲 (まいばらみさき):2−2担任
 ・千木良工 (ちぎらたくみ) :2−2
 ・法月蓮  (のりづきれん) :2−5
 ・広瀬優希 (ひろせゆうき) :1−3
 ・菅野風羽 (すがのふう)  :1−4
美化委員
 ・小田島創一(おだじまそういち):1−4担任
 ・葉村椋人 (はむらむくと)  :1−4
 ・空閑正臣 (くがまさおみ)  :1−3
 ・兼子佐希子(かねこさきこ)  :1−4
戸神明杜 (とがみあきもり) :3−4 生徒会長
2学年のアイドル
 ・水城一陽 (みずしろかずひ) :2−2 ミス雨女之月宿姫
 ・十九波十夜(とくなみとうや)
//----------------------------------------------------------------------
【背景:放送部】
「…………あれ、もう録音押しました?」
「うん、もーはいってるよー」
「早ッ!」
「おら、ちゃっちゃと始めんかい」
「はいはい。それでは、皆さんの自己紹介を聞いて参りたいと思いまーす」
「お名前は?」
「菅野風羽(デフォルト)です」
「お好きな食べ物は?」
「肉(デフォルト)です」
「嫌いな食べ物は?」
「特にありません(デフォルト)」
「好きなタイプは?」
「特に(デフォルト)」 //補足:キャラ名を入れた時のみ誰かの反応?
「好きな言葉は?」
「友情努力勝利(デフォルト)」
「菅野風羽さんでした。ありがとうございましたー」
「おい、広瀬。全然おもろないわ」
「うん、20点くらい?」
「マジですか」
「話題広げないと。これじゃインタビューじゃないよ」
「“ジミー”は顔だけやのうて、しゃべりも埋没気味やな。もっと勉強せえ」
「…………」
「スガちゃんはどう感じた?」
//---------------------------------------
【選択肢】
:ジミーです(♪好感度変動 広瀬−)
:普通でいいと思います(♪好感度変動 なし)
:お腹空きました(♪好感度変動 法月+)
//---------------------------------------
【1選択時】
「ジミーです」
「その回答意味分からんわ」
【4へ】
//---------------------------------------
【2選択時】
「普通でいいと思います」
「…………」
【4へ】
//---------------------------------------
【3選択時】
「お腹空きました」
「…………」
「スガちゃんのいい所って、自由な所だよね」 //補足:笑顔で
【4へ】
//---------------------------------------
【4】
「……まあええ。法月、後頼むわ」
「ちーちゃんは?」
「俺? 読書で忙しい」
「もー、また買ったのー?
 えっちい本部室で読むのやめてよー。女の子もいるのに……」
「うっさいわボケ。とっとと行け」
【背景:廊下】
「行ってきまーす」
【効果音:戸閉め(ドアノブついた形式の)】
「……いつもごめんね? 全く、ちーちゃんってば」
「気にしてませんよ。ねえ、菅野さん?」 //補足:気を遣った感じで
//---------------------------------------
【選択肢】
:はい(♪好感度変動 なし)
:いいえ(♪好感度変動 広瀬−、法月+)
//---------------------------------------
【1選択時】
「はい」
「そう? えへへ、ありがとっ」
【3へ】
//---------------------------------------
【2選択時】
「いいえ」
「いやー、こういう場合ちょっとは偽ろうよ、ねえ」
「正直でいいと思うよ?」 //補足:笑顔で
【3へ】
//---------------------------------------
【3】
「じゃあ、インタビューの練習行こうか?」
「どこから行きます?」
「適当にその辺歩いてる生徒に協力して貰っちゃおう」
「はい」
「あ、水城さん発見」 //補足:読み:水城=みずしろ
「ああ、去年のミス雨女之月宿姫でしたっけ」
「“あまのつきやどりひめ”?」
「スガちゃんって地元が月宿じゃないんだっけ。
 この辺りの土地の神様の名前なんだよ」
「で、この高校では年に一度“ミス雨女之月宿姫”を決めるんだ」
「なるほど。それなら地元にもあります。慕院祭り(ぼいんまつり)って言うのが」
「…………」
「…………」
「?」
「えーと……“ボイン”ってどういう字?」
「“慕う”に、病院の“院”です」
「ああ……」
「地元のお祭りは、ミス慕院を選んだ後に行われるんですけどね。夏にやるんです」
「そっかー……じゃ、インタビュー行こうか!」
  //補足:「じゃ、インタビュー〜」から元気よく
「は、はーい」
(二人が若干困ったような顔をしていたけど、話が面白くなかったのかな)
「水城さん!」
「なに? 今誰か呼んだ?」 //補足:少しキョロキョロする感じで
「放送部の法月です。
 あの、今一年生の指導してるんだ。ちょっと協力して貰っていい?」
「別に良いけど。……で、何をすればいいの?」
「うんとね、こっちの質問に正直に答えて貰える?」
「OK。じゃあどうぞ?」
「ありがと。じゃ、スガちゃん頑張って!」
「はい」
(何から聞こう)
//---------------------------------------
【選択肢】
:「凄い服装ですね」(♪好感度変動 一陽+)
:「スタイルいいですね」(♪好感度変動 無し)
:「制服違反してますね」(♪好感度変動 一陽−)
//---------------------------------------
【1選択時】
「凄い服装ですね」
「あ、着眼点イイね〜。貴方も着てみる?」
「間違いかと思われた選択肢が会話にまさかの広がりを」
【4へ】
//---------------------------------------
【2選択時】
「スタイルいいですね」
「ええ?! 全然そんな事ないってー、普通だってー!」
【4へ】
//---------------------------------------
【3選択時】
「制服違反してますね」
「ん?」
「制服違反です」
「ごめ〜ん、聞き取れなかったぁ。もう一度言ってくれると嬉しいな、触覚ちゃん?」
「み、水城さん!! スガちゃんの頭のそれ掴まないでッ!!」
【4へ】
//---------------------------------------
【4】
【効果音:カメラフラッシュ音】
ファンA「一陽ちゃーん」 //補足:野太い声で
ファンB「今日もイッカス〜!」 //補足:野太い声で
「やだ、カメこちゃん達に見つかっちゃった! じゃあね!」
【効果音:駆け足】
【効果音:カメラフラッシュ音】
【効果音:ドドドドドの様な駆け足音】
「……昭和のアイドルみたいですね」
「昭和のアイドル知ってるの?」
「いや、なんか雰囲気で?」
「結局勉強にならなかったねー。じゃあ、次行こっか?」
「「はい」」
【背景:職員室】
「先生にも誰か犠牲になって貰おう」
「犠牲とか」
「スガちゃんは誰がいーい?」
「ええと……」
//---------------------------------------
【選択肢】
:米原先生がいます(♪好感度変動 米原+)
:小田島先生がいます(♪好感度変動 小田島+)
:生徒会長がいます(♪好感度変動 戸神+)
//---------------------------------------
【1選択時】
「米原先生にしましょう」
「あ、そーだね。丁度部活の顧問だし。さっくりと死んで貰おうか」
「法月先輩、さっきから発言おかしいですよ?」
「ミサキちゃーん」
「ん? 何だ、お前達か」
「あのねー、インタビューの練習したいんだけど、付き合ってくれない?」
「それはいいが、お前らお姉さんとかいるか?」
「へ? 何を唐突に」
「紹介してくれ! ピンチなんだ、俺が!」
「ピンチ?」
「ああ。ここ最近同僚以外の女の人と喋ってない」
「…………」
「…………」
「仕事に追われ過ぎて日常をおろそかにし過ぎた……
 高校大学時代の女友達は大体結婚しちゃってるし……」
「だけど自分から声掛けてがっついてるとも思われたくない!
 スマートに行きたいんだ!」
「人に頼ってる時点で負けだよミサキちゃん」
「法月……お前は可愛い顔していつも辛辣だな」
「というか一人っ子のお前に用は無いんだよ! 広瀬、菅野、お前らお姉さんは?」
「上にいますけど、俺に負けず劣らず地味ですよ?」
「地味か! でも性格が良ければいいや!」
「性格は悪いです」
「よし、菅野はどうだ!!」
「ひとりっ子です」
【立ち絵:凄い嫌そうな顔 お前らに用はねえよ、みたいな】
「……ちっ」
「うわー、あからさま過ぎるー」
「俺、自分に正直だからね。うん。立派な大人になりたいなら、他当たりな?」
【立ち絵:米原 消し】
「自分で言うって…」 //補足:呟く様に
(上にはいなくても、従姉とかならいるだろうに)
【4へ】
//---------------------------------------
【2選択時】
「小田島先生がいます。丁度うちの担任」
「あ、じゃあ頼もっか」
「小田島先生」
「あ、菅野さん。どうしたの?」 //補足:大福を食べながら
「……美味しそうですね」
「あ、これ? 手作りなんだよ。菅野さんも食べる?」 //補足:笑顔で
「はい」
「菅野さん菅野さん? 脱線してる」
「……ん?」
「ああ、輪郭が変形するほど突っ込んじゃったね」
「あのぉ、放送部なんですけど……
 良かったら練習に付き合ってもらえたらなーって」
「あ、いいよ! 僕で良ければ。どんな事?」 //補足:嬉しそうに
「インタビューの練習なんでっ……ぅ、ごほごほっ!」
「飲み込もうね、菅野さん」
「だ、大丈夫? でも……わあ、インタビューなんてドキドキしちゃうな〜」
  //補足:嬉しそうに笑いながら
「じゃあ、行きます」
「小田島せんせーい。校長が呼んでますよー」
「あっ、は〜い! ごめん、僕ちょっと行かなきゃ」
「あ、いえ。お気になさらず。いってらっしゃい」
「本当ごめんねっ! 今度何かあれば言ってね」
【立ち絵:創一 消し】
「小田島先生、先生の鑑ですね」
「うん、誰かさんと違ってねー」
「ああ……某コメハラ先生ですね」
(……米原先生か)
【4へ】
//---------------------------------------
【3選択時】
「生徒会長がいますね」
「生徒会長かぁ……あんまり話通じないから苦手なんだよなぁ」
「でもいないよりはいいよね!」
「先輩、そういうのは一応心の中で言いましょうよ」
「口に出さなくても心の中で言ってたら同じだよ。そんな事するなら口に出すよ」
「いや、口に出さなければ避けられる諍いもあると思いますけど」
「生徒会長」
「話まだ終わってないのに!」
「よォお前ら! ……ん、誰だ?」
  //補足:「よォ、お前ら!」は元気よく、
       「……ん、誰だ?」は知らない人間に対して言う感じで
「えーと、放送部ですぅ。あの、会長今暇だったりします?」
「いや? 全然暇じゃない」
「あ、生徒会長ですもんね。やっぱり予定はぎっちりですよね」
「ああ、お友達と一緒に会合に行く予定なんだ」 //補足:力強く頷きながら
「会合?」
「そう、エミとユミと一緒にな」
「ああ、ピーナッツ」
「いや、鳥」
「話が全く見えません」
「友鳥だ。公園で知り合って、よく井戸端会議をする仲にまでなったんだ」
  //補足:真面目に //補足:読み:友鳥=ゆうちょう
「あ、そうなんですかー……」
  //補足:この人とはかかわらない方がいいなと本能的に悟った感じで
「ああ! うるさくしないなら、お前らも来るか?」
  //補足:「ああ!」はものすごい笑顔で
「いえ、結構です」 //補足:きっぱりと
「そうか。なら俺は行く」
【立ち絵:戸神 消し】
「この学校、まともな人を探す方が難しいんじゃ」 //補足:呟く様に
「鳥が好きなのに、どうしてTシャツは猫なんだろう」
「油断させといて、のちのち捕食するんじゃないの? 鳥を」
「嫌過ぎます」
【4へ】
//---------------------------------------
【4】
【背景:廊下】
「あーん、もう全然練習にならないよぉ。このままじゃちーちゃんにセクハラされるー」
「セクハラ?」
「そう。ちーちゃんの指定した本を音読するの。
 お陰で俺国語の授業で朗読上手いって褒められたよ」
「だったら結果オーライな気もしますが」
「それは……本の内容に寄るよね」 //補足:言いよどむ感じで
「? どういう本なんですか?」
【立ち絵:法月 目線逸らし照れ】
「…………」
「?」
「……察してあげなよ、菅野さん」
「二人もよっぽどの事が無い限り、あの人には逆らわない方がいいよ」
「ちーちゃん意味もなく強いから。
 何か格闘技やってたみたいで、自分より体格いい人も投げ飛ばすの」
「最凶ですね」
「スガちゃんも気をつけてね。女の子にも容赦ないから」
//---------------------------------------
【選択肢】
:ご心配ありがとうございます(♪好感度変動 無し)
:大丈夫です(♪好感度変動 無し)
:こう見えて、私も強いです(♪好感度変動 法月+)
//---------------------------------------
【1選択時】
「ご心配ありがとうございます」
【4へ】
//---------------------------------------
【2選択時】
「大丈夫です」
「そっか」
【4へ】
//---------------------------------------
【3選択時】
「こう見えて、私も強いです」
「そうなの? でも女の子なんだから無理しちゃ駄目だよ?」
【4へ】
//---------------------------------------
【4】
「さあってとー、泣き言言ってても仕方ないよね。誰か探さないと」
「あっ、うちのクラスの氷結王子がいる」
「ジミーのクラスって、1-3だっけ」 //補足:読み:1-3=いちのさん
「今さらっとジミー言いましたね。まあいいですけど。ええ、1-3です」
「で、ひっそりと女の子達から“王子様”って言われてるのが彼、空閑くんです」
「うちのクラスにもいるよ、王子様扱いされてる男の子」
「そっちは葉村くんでしょ? 顔は良いけど口が悪いって言う」
「ねえ、“氷結”王子っていうのはどうしてなの?」
「とにかくクールなんです。群れないっていうか。それで、女の子にとにかく冷たい」
「でも、そこがいいって子が結構いて」
「結局男は顔かぁー。世も末だねぇ」
「いやー、いつの時代もやっぱり顔が最優先ですよ。
 性格が良ければいいなんて体面でしょう」
「卑下すんなよジミー。
 俺はあの王子様とジミーなら…………あー、どっちも趣味じゃないや」
「いや、自分を卑下した覚えは全くなかったんですが」
「で、どうしようか。彼に突撃する?」
「女の子にとにかく冷たいなら、スガちゃん行って来て! 俺、反応が見たい」
「酷い理由ですね、法月先輩」
「うん、ちーちゃんには負けるけど、俺結構性格悪いよ?」 //補足:白い笑顔で
【立ち絵:風羽 笑顔】
「いい笑顔ですね」
「……何故君までいい笑顔なの? 被害者だからね?」
「という訳で、突ってみましょう!」 //補足:読み:突って=とつって
「おー」
「まあ、頑張ってね」 //補足:溜息つきながら
「あの、すみません。ちょっとインタビュー宜しいでしょうか」
「…………」
「……無視?」 //補足:ひそひそ声で
「いつもああです。自分から何か用事があって話し掛ける事はあっても、女の子からの場合は取り合いません」 //補足:ひそひそ声で
「スガちゃんかわいそう……」 //補足:ひそひそ声で
「……自分が行かせた癖に」 //補足:ひそひそ声で
「…………」
「…………」
(意外と手ごわい人だ……)
//---------------------------------------
【選択肢】
:逃げ帰る(♪好感度変動 法月−)
:もう一押しする(♪好感度変動 なし)
:変な動きをしてみる(♪好感度変動 法月+、広瀬−、空閑−)
//---------------------------------------
【1選択時】
(……いいや、戻ろう)
【4へ】
//---------------------------------------
【2選択時】
(もう一押ししてみよう)
【選択肢】
:いい毛並みですね(♪好感度変動 空閑−)
:いいお天気ですね(♪好感度変動 なし)
:初めまして、菅野風羽と言います(♪好感度変動 空閑+)
//---------------------------------------
【5選択時】
「いい毛並みですね」
「…………」
「お邪魔しました」
【4へ】
//---------------------------------------
【6選択時】
「いいお天気ですね」
「…………」
「……曇ってるけど」
「でもいい曇りですねって言うのも変ですけどね」
【4へ】
//---------------------------------------
【7選択時】
「初めまして、菅野風羽と言います。
 現在放送部の活動中で、インタビューを慣行中です」
「…………」
「……悪いけど、他当たってくれる?」
「おお、あの氷結王子がまさかの返事を……」
【4へ】
//---------------------------------------
【3選択時】
「…………」
「…………」
「ああっ、スガちゃんが不思議な踊りを始めた!」
「彼女、時たまに訳の分からない行動に出ますよね。……しかも効果ないし」
【4へ】
//---------------------------------------
【4】
「ただいま戻りました」
「頑張った頑張った! えらいえらい!」
「度胸あるね、菅野さんって」
「じゃあ、次はスガちゃんのクラスの王子様に会いに行こうか!」
「既に目の前に」
「うん、手っ取り早い手法だ。じゃあスガちゃん行ってらっしゃーい」
「来ます」
「こんにちは、放送部です。少々インタビュー宜しいでしょうか」
「……は、俺に?」 //補足:かったるそうに
「はい」
「ふーん……で、何? 早く終わらせてくんない?」
「お名前は?」
「葉村だけど」
「お住まいは?」
「寮だけど」
「好きな食べ物は」
「……あのさ、どうでも良いけどこれ何に使うの?」
「練習です」
「…………」
「……はい?」
「はい、ご協力ありがとうございましたー!」
「それじゃー失礼しまーす!」
【効果音:駆け足 複数】
【立ち絵:葉村 遠い】
「なにあれ……意味わかんね」 //補足:呟く様に
【時間経過】
「菅野さん。正直なのは良い事だよ? だけど、建前ってあるでしょう?」
  //補足:笑顔で
「すんません」
「まあまあ、ジミー落ち着いて」
「定着しちゃったんですか、ジミーって」
「あれ? 風羽ちゃんどうしたの?」
「兼子さん」
「広瀬くん、私の可愛い風羽ちゃん苛めないでくれない?」
「はいはい、ごめんなさいねー」 //補足:棒読みで
「うわ、優希の癖にむかつくー」
「いちゃつくなら向こうでやれよバカップル★」 //補足:可愛く
「ち、違いますよ。幼馴染なんです」
「風羽ちゃん、広瀬くんに苛められなかった?」
//---------------------------------------
【選択肢】
:いじめられてない(♪好感度変動 佐希子+)
:いじめられた(♪好感度変動 広瀬−)
:広瀬くんの話は聞いてなかった(♪好感度変動 広瀬−2、法月+)
//---------------------------------------
【1選択時】
「いじめられてない」
「そうなの?」
【4へ】
//---------------------------------------
【2選択時】
「いじめられた」
「…………」
「うそうそうそッ! そんな事実ないッ!! もう菅野さんってばお茶目だなー?!」
  //補足:佐希子の制裁が怖いのでテンパリ気味のテンションで
【4へ】
//---------------------------------------
【3選択時】
「広瀬くんの話、聞いてなかった」
「…………」
「そっかー」 //補足:菩薩のような笑みで
【4へ】
//---------------------------------------
【4】
「じゃあ、くれぐれも風羽ちゃんに危ない事はさせないように」
「はいはい」
「またね、風羽ちゃん」
「うん、また明日」
「スガちゃん、あの子に随分可愛がられてるんだねー」
「なんか、菅野さんってドストライクらしいですよ。趣味の」
「……どういう趣味?」 //補足:心配そうに
「た、単に小さい子を可愛がる感覚だと思いますけど」
「小さい子……」
「あ、ええとそういう意味じゃなくて……」
「なーんだ。心配して損しちゃった。
 じゃあそろそろ部室に帰ろうか。ちーちゃんに報告しないと」
「え? 何をですか?」
「練習回数。
 スガちゃんは4回くらいやったけど、ジミーはやる気を見せず0回でしたって」
「ちょ、ちょっと待って下さい?! 練習する機会すら与えて貰ってませんけど!!」
「さあ、部室に帰りましょうか」
「なんか急に元気になってる!!」
「かえろーかえろー。そんでージミーはちーちゃんの制裁を受けるといいよー」
  //補足:可愛く笑顔で
【立ち絵:風羽、法月消し】
「そ、そんな……」
【背景:ブラック】
この時俺は、千木良先輩より法月先輩の方がよっぽど性質が悪いと思いました。
「あー……このまま帰っちゃおうかなー……」
終わり。
【背景:廊下】
「……アタシの出番、なかったんだけど」
【背景:ブラック】
再終わり。

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