「おっひさ〜☆ 皆のマドンナ、一陽ちゃんだぞっ!」
「こんにちは、小田島です」
「ところでぇ」
「某年6月13日に一陽がカエル畑のツイッターで呟いたこと、誰か覚えてるー?」
「あの、水城さん。ここが初見の方もいらっしゃるのではないでしょうか?」
「その場合、その切り出し方は非常に唐突な気がするのですが」
「話の腰を折らないで欲しいけど全く持ってその通りだね☆」
「ここが何だか分からない人はぁ、そーっと画面を閉じてねぇ!」
「お付き合い頂ける方はこのままスクロールをお願い致します」
「ネタバレもしちゃったりしてるから、気を付けるんだぞっ!」
「ところで皆は《みにどこ》が何かは知ってるかな?」
「そこから入るのですか?」
「初見の人もいるかもしれないって言ったのはセンセーだぞ☆」
「そ、そうでしたね。失礼致しました」
「《みにどこ》は正式名称を『みになりません、どこまでも』って言ってね?」
「カエル畑・夏 千木良参戦!(当時PS2版・2010年)
 のHP内でやっていた企画の名前なの」
「簡単に言えば、カエル畑の“楽屋裏”みたいなものだから
 ネタバレもゴロゴロ転がっててね」
「だから登場キャラクターでは凡そ知り及ぶことのない情報とかも
 ガンガン喋ってたりしてて」
(こういう所が真面目なんだよなぁ、一陽)
「じゃあ説明を終えたところで、改めて話を続けるね!
 さっきの話、皆は覚えてるかな?」
「ええと……こちらでしょうか」
『 ここで日頃ご愛顧頂いている君達に質問だ。何か企画でもと思ったのだが、
 何をしたら喜ばれるだろうか。
 よければ意見をくれると嬉しい。因みに大規模なことは出来ないぞ。
 みにどこで誰かを主役にした話を更新するとか、
 僕らに対する質問大会を開いて欲しいとか 』
「あったり〜!」
(この書き込み、七年も前なのですね……)
「という訳でぇ、この時に頂いたお題で『大規模じゃないもの』を形にしていくぞ☆」
「とても急ですね!?」
「ほら、NS版カエル畑・夏も出たし丁度いーかなーって」
(以前『大枠5つに落とし込む』と言ってたのは忘れちゃったのかな……)
「…………」
「そういえば僕、
 “ツイッターリクエスト 其の壱”で先輩達を夏でもないのに
 合宿に行かせたままでした」
(こいつ、こういう所があるよな。無害そうに見えて)
「という訳でぇ、はじめちゃいまーす! 企画すたーと☆」
「あ、なるべくコンパクトにまとめるつもりだけどぉ、
 まとまらなくて長くなっちゃったらごめんねぇ!」
(潔い時間泥棒宣言)
「……それでは僕がお題を読み上げますね」
『水城さんの日常話が見たい』
「ありがとー! お陰で一陽が司会に選ばれたよー!」
「だから責任をもって司会する一陽を見守ってね?」
(……これが一陽の日常なんだ。大変そうだな……)
『僕と水城さんのやり取りが見たい』
「有り難う御座います。お陰で僕も司会に選ばれました」
「見てみて☆ 一陽を沢山見て☆」
「水城さん、落ち着いて……」
『みんなの夏に向けての抱負が聞きたい』
「これは“ツイッターリクエスト 其の壱”の中にあるから見てねー!」
『梅雨のじめじめに対しての一言』
「大好き☆」
「大好きです!」
『カエル本の再販が欲しい』
「同じようなお声があったので、ここでまとめてお答えしまーす」
「これは大規模ですね……ごめんなさい、機会があれば……!」
『水城さんと菅野さんの掛け合いが見たい』
「……触覚ちゃんとかぁ」
「触覚ちゃああぁぁぁんん!!!」
「お呼びでしょうか、先輩」
「わお早い! 触覚ちゃん忍者みたいだねぇ」
(忍者)
「あ、じゃあ一陽がお姫様をやるから、触覚ちゃんはお姫様を守る忍者ね!」
「御意。お守りします」
「やったぁ!」
「具体的には何からお守りすれば」
「一陽に酷いことをいう人たちからかなぁ?」
「御意。それは対話することで和平を計る道で良いでしょうか?」
「えー、やだぁ。みーんな蹴散らして欲しいなぁ?」
「それでは余計に敵を作ってしまうのでは」
「一陽はそれでもいーよぉ?
 ……だって触覚ちゃんだけは一陽の味方なんだよねぇ?」
(Oh……)
「一陽を一生守ってね? 触覚ちゃん」
「……という感じなのだが」
「突然素に戻らないで……!」
「お楽しみ頂けましたら幸いです」
「菅野さんも突然呼び出して済みませんでした」
『学年ごとのやり取りが見てみたい』
「んー……じゃあ、一年ズと二年ズ、よろしくね〜!」
「……それだと水城さんも二年ズですね?」
「……!! しまった……!」
「後、戸神くんは……」
「ミサキちゃんセンセで良いんじゃないの?」
「…………」

【一年生】

「…………」
「? どうしたの? 葉村くん。元気、ないよ?」
「……俺さ、そろそろカエリーナタンを卒業しようと思うんだ」
「……! ど、どうして!? どうしちゃったの、葉村くん……!」
(空閑くん、いつもあの緑の魔物を受け付けない感じだったのに優しいなぁ)
「いや、俺も高校一年だし……そろそろ他のことに目を向けても良いかなって――」
「そんなの駄目だよ!」
「く、空閑?」
「カエリーナタンを好きじゃない葉村くんなんて、もはやただのイケメンだよ……!!」
(……その方が葉村くん的には順風満帆な人生を送れそうな気もするけど)
「たとえ葉村くんがカエリーナタンを好きじゃなくなっても、僕達は友達、だよっ」
「でも、僕は……カエリーナタンのことを好きな葉村くんの方が……ぐすっ……」
(どういう状況なんだろう、これ)
「空閑…………悪かった、空閑」
「葉村くん……」
「お前がそこまで言ってくれるなら、俺……カエリーナタンは一生愛でようと思う」
「葉村くん……! その意気だよ……! 僕はカエリーナタン、好きじゃないけど……!」
「ははっ、言ったなコイツ!
 安心しろよ、これからもずっとお前にプレゼンし続けてやるからな!」
「…………」
(……空閑くんは自分で自分の首を絞めたことに気付いているんだろうか)

【二年生】

「ちーちゃんと水城さんに質問ですっ!」
「えー、なぁに? 興味ないんだけどー」
「ふあああ……同じく」
「ちょっとー、何一陽の真似してんのー? 超キモーい」
「ちょっとー、何腹出して学校きてんのー? 超サムーい」
「……何それ、一陽の真似? 似てないんですけど」
「アホ言え、激似やろ。なあノリ」
「うーん……言い方は似てたかなぁ……?」
「ちょっと法月クン! 耳が腐ってるんじゃないのぉ!?」
「え? えっと……」
「おいおい、誰の許可得てうちの部長様を責めてんねん」
「そもそも自分その格好がサムいんじゃ。なんなん? 石器時代からでも来たん?」
「ぶあっっっっかじゃないのぉ!? 石器時代にこんな格好ある訳ないし!」
「お前こそアホですぅー。『それほど古い』って意味ですぅー」
「むっかーっ!! もうちょー頭にきたっ!!! その頭全部むしっっちゃうから!」
「ボクぅ、言い返せないからって暴力に訴えるのはどうかと思うんですどぉ」
「くっ……!!」
「ちーちゃんも水城さんも止めようよー、
 それと俺、二人に質問したいことがあるんだけど……」
「それは純粋に面倒やから嫌や」
「同じく」
「…………しょんぼり」

【三年生(学生時代)】

「なあ美咲」
「…………」
「美咲」
「…………」
「みさきみさきみさき」
「……っ、何なんだよさっきから」
「いや、暇だったから」
「俺は暇じゃないんだけど。見えない? この手に持ってる本が」
「はー……」
「……何でお前に溜息吐かれないといけないんだよ」
「どうして美咲は俺みたいな最っ高の友達を差し置いて本なんか読めるんだ?」
「突然の自己評価の高さが気になるが、本を読みたいから読んでるんだよ」
「そんなの年とってからいくらでも読めよ」
「年取って老眼になったら文字が読みにくくなるだろ。だったら今しかないだろ」
「マジで屁理屈の王様だなぁ、美咲は。
 そんなんだから女子以外から煙たがられんだぞ?」
「嫌ならお前もどこか行けよ」
「行く訳ないだろ。お前がジジィになっても傍にいてやるから覚悟しろ!」
「…………」
「何だ? ……ははーん、照れてんのか?」
「煩い! 早く向こうに行けっ!」
「痛った! 本の角は止せっての!」
「……ふんっ!」
「…………」
「どうしたの? センセー」
「……いえ、何でもありませんよ」
「それより今更ですが、
 学年ごとのやり取りの一年生の中には兼子さんと川奈さんも入っていたのでは?」
「場合によっては菅野さんも」
「…………」
「さ、次次!」
「水城さん、力業はいけませんよ」
「どーんどんいくよぉ!」
「……『キャラでブログ更新、さらにそのブログにキャラがコメントをしたりなど』
「ブログは大昔に一陽が一日だけやったから許してにゃん☆」
「やったっけ……? 太古過ぎて……」
「じゃあセンセーが日記を今書いて? 一陽がコメントしたげる」
「え、ええ……分かりました」
「6月8日、今日も天気がとても良かったです」
「…………」
「…………」
「あの、コメントを」
「……あのさ、
 せめてこっちがコメントを残したくなるような内容にして欲しいんだけどぉー」
「……! すみません、考えが至らず。どんな内容でも返して頂けるのかと」
「え、ええと……6月8日、急須から湯呑にお茶を注ぎ入れたら、
 湯呑の中から“カエルばあ”女史のおみ足が覗きました」
「どういう状況だ。あと『カエルばあ』とは」
「巷で噂の方です。一陽もそんな姿になる以前に会ったことがありますよ?」
「…………」
「……あのいけ好かない、色仕掛けカエルか」
「アイツ、なんで『ばあ』なんて呼ばれてるんだ?
 見た目なんていくらでも変えられるだろうに」
「『その方が若い男性が悲鳴を上げてくれるから、それに興奮を覚えて』だそうです」
「妙なところに快感を見出したな。……まあ、妙は言い過ぎたな。趣味は十人十色だ」
「しかし誰かに迷惑をかけるのはどうかと思うが」
「水城さん、コメントをください」
「……フェイクだよな?」
「ええ、日付は。でも実際にありましたよ? なんでも僕に挨拶に来てくれたとか」
「…………」
「『センセー、それが事実なら変質者だから通報したほうが良いよぉ? 終わり』」
「あ、有り難う御座いました……」
『新しい人をカエル好きにするような便利ツールを是非』
「……便利ツール?」
「あれかな、簡単に言えばLI●Eスタンプとか……かな?」
「数年前に『やってみようか』って話になった後、
 なんやかんやあって立ち消えたっぽいぞ☆」
「そ、そうなんだね……」
『冬の話が読みたい』
「“みにどこ特別編”が冬の話なので、見て頂けますと嬉しいです」
『それぞれの卒業式のお話、
 ミサキちゃんセンセルートでの触覚ちゃんが二十歳の誕生日を迎えるお話』
「これは少々規模が大きいので……ごめんなさい」
「ねえ、規模の大小の判断基準はー?」
「勢い任せではどうしようも出来ないものは全て大規模だそうです」
「例えばきちんと設定から構築する必要があるものなど……」
「へぇ〜」
「因みに戸神くんの卒業式は僕も気になります」
「卒業出来るのか?」
「…………」
「気になります」
「教師として『出来ます』って言ってやったらどうだ」
『過去のペーパーを何らかの形で見ることは出来ませんか?』
「一度だけあったね、各種ペーパーが復刻したこと。なんの時だったかな?」
「ありましたね……なんの時だか判然としませんが」
「本当に極稀に復刻することもありますが、
 ペーパーは基本的にその時限りの物なんです……ごめんなさい」
『各々の日常(ギャグでも可)をイラスト付きのSSでみたい』
 ……すみません、イラストは少々規模が」
「あ! みにどこにユーキくんのホワイトデーSS(イラスト付き)があるよぉ!」
「日常SSとありますが……」
「ホワイトデーだって日常だよ?」
「……! た、確かに」
「……んー、じゃあイラストはないけど日常をどーぞ☆」

【日常(ギャグ?)】

「…………」
「……? 葉村くん、どうしたの?」
「ギャグって……なんだろうな?」
「……えっ」
「人を笑わせることが出来る物か?」
「どうしちゃったの? 葉村くん……」
「いや、改めてギャグって所望されるとな……難しいなと」
「ギャグはざっくり言えば滑稽な台詞や仕草。……らしいよ?」
「あー……つまり、滑稽なことを言えばいいんだな?」
「たと、えば……?」
「…………」
「広瀬、お前こういうの得意だろ」
「えっ、今日まで俺のことなんだと思ってたの?」
「人と話を合わせるの得意だろ?」
「……そういう意味ね。でも誰かに合わせて滑稽な話をしたことがないんだけど」
「仕草でも、いいみたい」
「…………」
「俺がやる流れ?」
「あっ……ええと、じゃあじゃんけんで」
「俺がやる流れ……!」
「あ、今のすっげぇ滑稽」
「やったぁ! お題くれた方も喜んでくれるといいね!」
「だな!」
「…………」
「……お楽しみ頂けてますと、幸いです……」
『他作品(世界観を共有するもの)キャラとの対談』
「カエル畑と世界観を共有してる作品ってどーれ?」
「実は世界観だけを共有しているものなら割とあるんです」
「“世界観+設定”という話であれば作品数が絞られますが」
「“世界観+設定”って、乱暴に言えば『続編扱い』でも問題ないってことぉ?」
「『続編扱い』……?」
「そう。『シリーズもの』って言っていいのかって意味」
「登場キャラや舞台が一部でも一緒であれば
 『続編』と言っても良いのかもしれません」
「ですが“世界観”と“設定”に齟齬が出ないようにしているだけですし、
 話の題材も違うので流石に言い切ってしまうのは乱暴かなと」
「へー……じゃあ“世界観+設定”に齟齬が出ないようにしてる奴から
 人を呼んできて会話させればいーんだねっ!」
「そ、そうですね……?」
「誰がいーい?」
「ええと………………水城さんに選んでもらっていいですか?」
「うん! 全然いーよー! どの作品から選べばいーの?」
「こちらとこちらと……こちらです」
「…………」
「カズソウくんと、魔法少女と、頭部が馬にしちゃいまーす☆」
「……え?」
「んん?」
「ええと……水城さん。
 恐らくリクエストしてくれた方はメインキャラでの絡みを期待――」
「……なんだ? どこだここ」
(……既にいらしている!)
「ヨッシーは魔法少女なの!」
(こちらの方は一陽とキャラが被ってない……?)
「あ、松本先輩のおじいちゃんで高校で働いてて
 お尻に黄金比と恐らく学問を見出してる義之輔さん!」
(情報量が)
「どこです? ここ。ネージュは今お菓子を喰べてまったりしてたですが」
「うわぁあッ?! ……ろ、ロバ?」
「貴様見どころがあるです。ネージュを見ると大抵の奴が馬だとほざくですよ」
「そ、それはどうも〜……」
「ロバちゃんロバちゃん」
「ん? 何です? ……Oh、流石のネージュも驚く存在感ですご老体」
「ご老体じゃないの! 魔法少女なの! ぷんぷん!」
「魔法少女。確かに幼女が好みそうなピンクのドレスです。
 ……じゃあうちの城主と同族です?」
「あれ、ネージュちゃん(?)はお城に棲んでんの?」
「そうです! そこでマスコット活動をしてるですよ!」
「へえ〜、何てお城?」
「スイートクラウン城です」
「へぇ〜……ごめん、聞いたことないんだけど、どこのテーマパーク?」
「メルディシアと一緒?」
「うーん。ちょーっと種類違うです、多分」
「……さて、お楽しみ頂けたでしょうか? 他作品コラボはこの辺で」
「呼び出しておいてなんですか、貴様」
「ご、ごめんなさい……話が長くなりそうだったので」
「ロバちゃん、イライラ良くないの。あっちでヨッシーとお菓子もぐもぐするの。
 ソウりんも」
「あ、いいんスか? あざーすッ!」
「……仕方ない、魔法少女に免じて許してやるです」
「でも金輪際呼び出すんじゃないですよ、この化け蛙ども」
「じゃあね、ケロケロちゃんズ」
「(化け蛙ども? ケロケロちゃんズ? 何のことだろ)そんじゃお邪魔しました〜!」
「あ、有り難う御座いました〜……」
『自分以外のキャラの振りをして質問に答えて欲しい』
「息をつく暇もないよ、一陽」
「例として『広瀬のふりをした千木良とか』とあるので、実際にやってもらいましょー!」
「追いつけないよ一陽」
「モジャへ、広瀬クンの振りをしてください!」
「ややこし過ぎやろ」
「あと、それだと俺は千木良先輩の振りをすればいいんですか?」
「なるほど? 『ジャージ先輩、いつもいびってくれて有難う御座います』」
「言わなきゃよかった。……『ええんやでジミー、暇やし』」
(何かが始まった)
「『ところでジャージ先輩はどうしてジャージでテンパなんですか?
 前世で掛けられた呪いですか?』」
「『ほんなら何で自分はそないに地味なん?
 後、性根が腐って複雑骨折してるん? 遺伝子改悪された結果なん?』」
「広瀬くん……! もうそれ以上ご自身を削らないでください……!!」
「泣かんでもええやん、シマ先生」
「俺なんかの為にありがとうございます、先生。でも慣れているので平気です」
「広瀬くん、それは感覚が麻痺しています。良くない兆候です」
「そんな訳で楽しんでもらえたかなー? 広瀬クンとモジャでした!」
「あ、もう終わって良いんですね? じゃあ帰ります」
「礼の一つもなしかい、月宿の従者は。……まあええけどな。ふあああ……」
「お二人とも、急に呼び出して済みません……そして有り難う御座いました……」
『1日一人ずつ幼児に戻って、他のキャラがその生贄をいじり回す』
「……規模が」
「ノリで行けないの?」
「ええと……
 まず、キャラクター達の幼児期を設定として細かくきっちり作る必要があります」
「今の性格ほぼそのままの子達もいれば、
 育成環境を経て現状になっている子達もいます」
「それを逆算して行くのと、
 それぞれの性格が被らないように配置しなおす必要がありまして」
「…………」
「リクエストありがとー!
 とりあえずジミーって書いてあるから一人だけやってみよっ!」
(広瀬くんばかりが犠牲に……)
「じゃあ誰が良いの?」
「ええと……」
「後、思ったんだけど。幼児に戻ってっていうのはあれじゃないの?
 純粋に肉体年齢が戻るだけでいいんじゃないの?」
「……ああ……じゃあ、米原先輩に犠牲になって頂きましょう」
「おっけー☆」

【米原が幼児に戻りました】

「え、凄い。肌がすべすべ……あと俺、死ぬ程美少年じゃない……?」
「自分で言うとか」
「見た目が可愛くても、言ってることが可愛くない……」
「見た目でカバーできないものもあるんですね」
「せめて記憶がなければね。ここからきちんと育てなおすことも出来るのに」
「記憶があることを隠していればもっと可愛がられた気がしてきた!」
「……ごめん、俺に『美咲ちゃん(26歳)』の記憶があることを一度忘れてくれない?」
「無理」
「無理、です」
「無理ですね」
「俺達は無理だけど、ミサキちゃんの記憶を物理的に散らすことは出来るかも」
「物理かー……大切な教え子達を犯罪者に出来ないから辞退するね?」
「ん? 記憶を失いてェのか? やってやるぜ!」
「教え子ォ! お前も俺の教え子ォ!!!」
「いやー……これほど残念なこともあるんだなぁ。見た目良くてもマジで発言がなぁ」
「うん……見た目は可愛いのにね……」
「……いじり回すってこういうこと? 可愛がる的な意味じゃなくて?」
「先生の記憶がなければ可愛がることも出来たかもしれませんが」
「そうだね、残念だけど……」
「菅野! こういう時に何故かいない菅野! 助けて可愛がって……!」
「強制終了です。お疲れ様でした先輩」
「……センセーはミサキちゃんセンセに恨みとかあるの?」
「いえ? 基本的に綺麗な思い出しかありませんよ?」
「…………」
『夏と言えば合宿!』
「これは“ツイッターリクエスト 其の壱”のお話だねー」
「そうですね、楽しんで頂けましたでしょうか? 七年前に……」
『千木良くんが菅野さんにデレる梅雨の小話』
「続きからどぞー!」

【梅雨の小話】

「…………」
「…………」
「先輩」
「……なんや」
「梅雨です。小雨が降っています」
「見りゃ分かるわ。……ふあああ」
「お散歩しませんか?」
「……はぁ? 今から? 外を?」
「はい」
「……嫌や。髪が今以上にくるっくるになるやん」
「私は一向に構いませんが」
「張った押すぞ」
「……いえ、私のことではないから構わないと言ったのではなく」
「ならなんやねん」
「今以上に髪がくるっくるになったとしても、先輩は先輩です」
「……誉めとるんか、それ」
「誉めてます。たとえどんな姿になっても先輩の格好良さは失われません」
「…………」
「……べたな誉め言葉やけど受け取っといたるわ」
「おお……これからはもっと奇抜な誉め言葉が使えるよう心掛けます」
「アホ、お前は今のままでええわ」
『学生時代の戸神くんと米原先輩、桃蛙のこぼれ話』
「カイチョ―さんとミサキちゃんセンセ、仲良かったんでしょ?」
「そうですね……そうだと思います。
 それは是非【三年生(学生時代)】をご覧頂ければ」
「あと、桃蛙さんのも欲しいって言ってるよ?」
「…………」

【桃蛙(&青蛙)】

「…………」
「…………」
「今日の雨、甘いね」
「ああ……」
「最近、雨が甘いよね」
「そうだな」
「…………」
「この間ね、池に大きな魚がいたんだよ」
「つかまえたのか?」
「ううん、見てただけ」
「気持ちよさそうに泳いでた」
「僕より泳ぐのが上手かったのか? その魚」
「どうだろ? 昔の一陽は泳ぎが上手だったけど、今は僕の前で泳いでくれないから」
「今だって速いぞ」
「本当? じゃあ僕と競争する?」
「…………」
「……一か月待ってくれ。今は身体がなまっているからな」
「……え……一緒に泳いでくれるの?」
「ああ、だから一か月後に――」
「うん……! いくらでも待つよ! 嬉しいなぁ!」
「…………」
「楽しみだな! 早く一か月が……どうしたの? 一陽」
「……今日の雨はしょっぱいな」
「…………」
「……うん、そうだね。少しだけ、しょっぱいかも」
『僕や水城さんが主役の話を読んでみたい』
「ありがとー☆ お陰で今回のみにどこの司会だよー☆」
「先ほどの雨についてのお話も楽しんで頂けますと幸いです」
「そうだねー」
「後は、NS版カエル畑・夏の“配信シナリオ おまけ編”に僕達の話もありますので」
「既知の場合もあるが」
「…………」
「……お声も頂いたので、新鮮な気持ちでお楽しみ頂けますと幸いです!」
「その通りだ。どうかめいっぱい楽しんで欲しい」
『夏の抱負と結果が見たい』
「“ツイッターリクエスト 其の壱”で出てきまーす。見てくれたかなぁ?」
「お楽しみ頂けましたら幸いです」
『菅野さんによるお悩み相談室』
「それじゃあ早速皆のお悩みを触覚ちゃんに相談してもらっちゃうぞ!」
「皆、というのはツイッターでお悩みを募ると言うことでしょうか?」
「いや、僕らのお悩みを聞いてもらう」
「……リクエストでは、ご本人のお悩みを聞いてもらいたいってあるけど」
「書き込んでから七年後に突然連絡が来たら驚かせてしまうだろうが!」
「そ、そうだね……! じゃあすみませんが
 菅野さんには月宿の住民のお悩みを一問一答でお答え頂きます!」

【菅野風羽のお悩み一問一答】

「始まります。皆様よろしくお願い致します」
「カエリーナタンが天使で困る」
「おめでとうございます」
「つ、積みゲーが多くて消化が追い付かないんだ」
「いつまでも遊べて喜ばしい限りです」
「……特に悩みはないかな?」
「素晴らしいです」
「お菓子が美味しくて、最近ちょっと体重が……」
「今の先輩も十分魅力的です」
「男どもが俺に冷たい」
「照れているだけかもしれません」
「よォ、頑張ってんじゃねェか風羽!」
「ありがとうございます」
「身体中の節々が痛む」
「関節痛です。お医者様に罹ってください」
「エコ活動がもっと皆さんに広がって欲しいです」
「エコ部、頑張りましょう先生。私も頑張ります」
「んー、一陽が可愛すぎて困っちゃう!」
「はい、一陽先輩は月宿一可愛いです」
「何か面白いことを言っとくれよ」
「面白いこと。 ……そうですね、
 勿論実家で暮らしていた時も日々発見があり面白かったのですが、
 月宿は月宿でまた別の面白さがあります。例えば――」
〜少々お待ちください〜
「オカルトを語り合える友達が欲しい」
「分かりました、勉強します」
「え、私のお悩み? そうだなぁ……やっぱりかっこいい彼氏が欲しいんだけどさ、でもその為には自分も魅力的にならないといけない訳なんだよね。そうすると悩みではあるけど風羽ちゃんに解決策を講じてもらうのも間違っているって言うか……うーん……あ、もし私に嫌な所があるなら今の内に教えて! 直すから!」
「芳子さんは非常に愛らしいですし、気遣いも細やかでお話もいつでも楽しいですし、
 嫌なところなど全くございません」
「菅野風羽のお悩み一問一答、これにて閉幕です。お疲れ様でした」
『メンバーへの質問を募集したり』
「先程と逆パターンか。なら……」
「(月宿の住人に対しての質問を皆さんから聞くって意味で、
 さっきの逆パターンではないと思うけど……とりあえず黙っておこう)」

【菅野風羽への質問一問一答】

「宜しくお願いします。どんとこい!」
「あー……好きな食べ物は?」
「何でも好きです。特にお肉が好きです」
「ええっと……気になる生き物は?」
「アノマロカリスです」
「……直ぐには思い付かないなぁ」
「了解です」
「スガちゃん大好き!」
「ありがとうございます。私も先輩が大好きです」
「え、そういうのもありなの? うーん……今日の夕飯は何がいい?」
「パエリアが食べたいです」
「今日はいい天気だなァ!」
「はい。雲が一つもありません」
「お前の触覚抜いてええか?」
「困ります」
「月宿は好きですか?」
「好きです」
「触覚ちゃんはぁ、何色のカエルがすきー?」
「全ての種類を存じ上げない状態ではお答えしにくいですが、
 地元で直径一p前後のアマガエルを見た時は愛らしいと感じました」
「アンタにはアタシがネコに見えるのかい? 大福に見えるのかい?」
「冬にお見掛けすると中華まんに見えることがあります」
「菅野さん、一生友達でいてください」
「勿論です。こちらこそよろしくお願い致します」
「風羽ちゃん! 私も……!!」
「勿論ですとも。末永くよろしくお願い致します」
『法月くんの格好いい部分をもっと見たい』
「……法月クンか」
「では、法月くんのお話です」

【法月くんと楽しいクッキング】

「……なんでこの大根、つながってんだ?」
「ハム男が切った大根だよ?」
「う、うるせぇな! こんなの手でちぎりゃいいんだよ! ちぎりゃ!」
「ハム男が今使ってる包丁、もしかしたら大きくて力が込めにくいのかも」
「あー……確かに、よく切れるっちゃ切れるけど、使いにくいっつぅか」
「じゃあこっちのフルーツナイフを使ってみる? はい」
「お、おう……サンキュー」
「うん、頑張ってね」
「あっ……」
「空閑くん? どうしたの?」
「ど、どうした!
 お前は失敗しないよな? 家で姉さん達の手伝いしてるんだもんな?」
「ちょっと落ち着きなよ、ハム男」
「あの……お塩だと思ったら」
「もしかして、お砂糖だったとか?」
「なんだか良く分からない調味料でした……」
「……そりゃ多分、米原先生の私物だな」
「うぅ……あまいような、しょっぱいような、ほろにがいような……」
「うがいしようね、空閑くん」
「はいぃ……」
「おう、どうしたお前ェら! キノコ煮てんのか?」
「違うよって言いたいところだけど、当たりなんだよねー……」
「笹川さんに大量のシイタケを貰ったんすよ。
 で、米原先生に『煮といて☆』って全投げされた。
 本人は町内会の集まりで出てった」
「マジか。じゃあ手伝ってやるぜ?」
「いや、良いっす。先輩がいつも煮てるキノコ、食用じゃないっしょ」
「喰ったことがねェから分かんねェな」
「え、もしかしたら食べられるかも知れないの? ……ちょっと気になってきたかも」
「でも、リスクが、高すぎます……」
「た、確かに」
「よーし、お前ェらじゃ頼りねェから俺が手伝ってやるぜ!」
「……いや、大丈夫っす。法月先輩がいるんで」
「えっ……?」
「葉村くん……?」
「あー……ほら、法月先輩が頑張って煮物の作り方調べてくれたじゃないすか?」
「今だって俺や空閑を気遣ってくれたし……このナイフもすげぇ切りやすいし」
「だから、案外頼り甲斐あるっていうか……」
「…………」
「……な、なんだよ。何とか言ってくれよ」
「嬉しい……誰かにそういってもらえたの、初めてかも……」
「て、てきぱきしてて、格好良かったです! 先輩!」
「ほ、本当? 本当だったら嬉しいな……ありがとう、二人とも!」
「別に俺は本当のことしか言ってねーし」
「ぼ、僕もです!」
「うわーん、二人ともいい子ー!」
「ばっか、頭撫でんな!
 あと『いい子』ってなんだよ! 一つしか違わないだろーが!」
「ぼ、僕は嬉しいです。えへへ……」
「よーし、じゃあミサキちゃんが帰ってくるまでに皆で協力して煮物を作ろうね!」
「うす」
「はい!」
「やってやるぜ!」
「……戸神先輩は、俺達のこと見守っててくれる? 応援係っていうか」
「いいぜ! 任せな!」
「宜しくお願いします!」
『菅野さんとお会いしたいです』
「呼びましたか」
「……こういうことなのか?」
「いえ、恐らく頂いたリプに菅野さんがお答えする……
 という方式を望まれていたのかと」
「七年も前のことだしな。突然ご連絡差し上げると恐らく驚かせてしまうだろうし」
「そうですね……この企画を七年も温めてしまったせいで」
「お待たせしてしまい申し訳ございませんでした」
「……もしご覧になっていましたら。私と会いたいと言って頂けたこと、
 とても嬉しく思います」
「よろしければまた月宿にお越し頂けますと幸いです。いつまでもお待ちしております」
『ゲームの開発よもやま話が聞きたいです』
「……カエル畑についてですよね?」
「それ以外にないだろう」
「開発期間を含めると……約14年前ですね。ええと……」
「そもそもどうしてこの内容にしたんだ?」
「記憶がものすごくあやふやだそうですが、それでも大丈夫でしょうか」
「……取り合えず聞いてやろう」
「こう……何かを浄化する話にしたかったそうです。……確か」
「何かとは」
「その辺りは恐らく何でも良かったのではないでしょうか」
「それと日常の中の非日常を描きたいなと」
「それは数年前の『みにどこ』内でも言っていたな」
「そこに、女性向け恋愛ゲームの要素を入れようと考えた結果
 『カエルの王様(王子様)って非常に恋愛なんじゃ?』と」
「…………」
「……壁にカエルを打ち付ける話のどこに恋愛要素を感じたんだ?」
「えっ……キスをしたらカエルから人に戻るのではありませんでしたっけ……?」
「…………」
「…………」
(……まさか勘違いしたまま進行したのか? この企画……)
「……以上でーす! 楽しんでもらえたかなぁ?
 因みに一陽(本体)と小田島センセー(本体)には最初、性別がなかったよぉ!」
「夏・千木良参戦で性別が付与されましたっけね、突然」
『広瀬くんの不憫な所が見たい』
「…………」
「み・せ・て!」
「不憫……」
「……そうですね、本編や夏・千木良参戦で俺以外のルートをプレイして頂ければ、
 不憫な所を見られると思うのですが」
「そういうんじゃなくて」
「最近だと……
 学校で授業終わりに担当教科の先生に放課後に話があると言われたので
 職員室へ行ったところ」
「他の生徒と話していたので終わるまで待っていたのですが」
「それが思いの他長く30分を経過したところで流石に声を掛けたら」
「『忘れてた、すまん。そもそも声を掛けてくれればよかったのに』
 と悪びれずに言われた日には天を仰ぎました」
「ええ、俺が悪いですよね」
「……ええと」
「安心してください、小田島先生。米原先生ではないです」
「あ、良かったです……
 そもそも相手が先輩だったら広瀬くんがもっと酷い言い方をしてますものね!」
「え……ええ……まあ……」
(……俺、傍から見ると大人相手にそんな酷い言い様なんだろうか。
 気をつけないと……)
『菅野さんを対象にした、
 攻略キャラの想い、愛の言葉、独白を赤裸々に語って欲しいです』
「くじにしよう」
「そうですね。公平にくじ引きにしましょう」
「参加者は葉村くん、空閑くん、広瀬くん、法月くん、米原先生、戸神くん、千木良くんの中から代表で一名です」
「結果が出るまでちょーっとまっててねー☆」

【抽選中(リアルに)】

「結果が出ました」
「誰だったあ?」
「戸神くんでした」
「……わー! カイチョーさんおめでとー!」
「急になんでェ」
「触覚ちゃんへの愛の告白(赤裸々)をお願いしまーす!」
「好きだぜ?」
「…………」
「……終わり?」
「あァ。そもそも俺はごちゃごちゃ語るタイプじゃねェしな」
「確かにそうですよね……でも当たりを引き当てたのは戸神くんなんです」
「じゃあお前ェらも混ざればいいじゃねェか」
「……えっ?」

【戸神、小田島、一陽で菅野さんの良い所を語る】

「勇ましいぜ」
「え、ええと……とても優しい方です」
「浄化体質だ」
「そもそも悪い所がねェな」
「そ……そうですね」
「話が終わってしまったではないか!」
「お、怒らないでよ! そもそも一陽の『浄化体質だ』って何?!」
「あの娘の良い所だが?」
「それって違うよね?」
「まァまァ、落ち着けって二人とも。どこに魅力を感じるかなんて人それぞれだぜ?」
「…………」
「……確かに、戸神くんの言う通りです。ごめんね、一陽」
「いや、僕も求められている物とは違うと分かっていたのに悪かった」
「え、分かってたの?」
「ああ……誰かを褒めるなど、少々気恥ずかしくてな」
「それはずるいよ。ちゃんと彼女を褒めてよ」
「そっくりそのままお返しするんだが」
「話が長ェぜ! アイツの良い所を一言ずつくれよ」
「…………」
「……いつも僕のことを気に掛けてくださって有難う御座います」
「“小田島創一”としては貴方に特別な感情を向けることが出来ません。
 ですが、月宿の主の従者としては貴方のことをいつまでもお慕いしております」
「僕は別に貴様のことなんて好きでもない。……まあ、嫌いでもないがな」
「それと僕に気安く近付くのは止めろ。
 お前に近付かれるのが徐々に嫌ではなくなっている自分がいるのが嫌なんだ。
 ……だから用があるなら遠くから呼び掛けろ。以上だ!」
「終わりだぜェ!」
『葉村くんによるカエリーナタン講座が聞きたい』
「……ええと、カエリーナタン講座となると規模が大きいかな」
「こちらとしては全く規模が大きい気がしないのだが」
「あの、カエリーナタン自体がノリと勢いで作られた存在だから、
 細かい設定が存在してないそうです」
「…………」
「なので、一般的なカエリーナタンは何の素材を使用しているのか、とか、
 そういう所から設定を作る必要があって」
「アニメのカエリーナタンの方は資料があるんだけど……」
「何故? 登場回数的にはカエルのカエリーナタンの方が多いのでは?」
「……一陽の見た目、何を模写してるか覚えてる?」
「…………」
「じゃあ最後は葉村クンにぃ、
 カエルのカエリーナタンの萌ポイントを熱弁してもらっちゃいまーす!」
「ドゾ、葉村クン!」
「は? 萌ポイント? 全部だが」
「…………」
「葉村クンでしたー!」
(収拾つかないからって無理に終わらせるのは良くないよ、一陽……)
『信号機トリオの学校行事など』
「全員のクラスが同じではないが」
「……if でもいいそうだから、
 そこは『もしも同じクラスだったら』で良いんじゃないかな?」
「同じクラスでもグループが違いそうだが」
「同じクラスでそれなりに仲の良い友達だったらって設定でお願いします」
「なるほど?」

【修学旅行の信号機】

「…………」
「……ん? 空閑の奴は何してんだ?」
「おみやげ物を見てるんじゃない?
 ずっとああしてるから、買うかどうか相当迷ってるんだろうね」
「ずっとって? どんくらい?」
「え? 10分くらいかな」
「声かけてやれよ。可哀想だろうが」
「え、可哀想って言うのはどういう意味で?」
「一人にさせとくなって言ってんだよ」
「そんな、小さい子じゃないんだから。好きにさせてあげなよ」
「寂しいじゃねーか」
「それは君の観点からだろ? 空閑くんは君とは違うんだよ」
「はぁ? 何でお前が言い切れるんですかー? 空閑と親友なんですかー?」
「親友だけど? 君よりは」
「はあぁぁ? 俺の方がお前より空閑と親友ですぅー!」
「それこそ何で君が言い切れるんだよ」
「いや、俺はスーパーウルトラ最強真の親友だから、そういうの分かんだよ」
「はっ……ダッサ」
「お前俺と空閑の友情を馬鹿にしたな? 表に出ろ!」
「……何してんの、あの人達」
「悲しいかな、同じ班だよ佐希子くん」
「大丈夫ですか、空閑くん。両手で顔を覆って」
「……今、ね? 嬉しさと恥ずかしさが半々、くらいなんだ」
(空閑くんはとても優しい方だ)
『みんながこっちがやめてくれってなるくらい甘いセリフを言い続ける』
「甘いセリフか……」
「それではくじ引きしましょう」
「じゃあちょっと作るから待っててねー。
 カイチョーさんは前回甘い(?)台詞担当だったから、今回は抜くねー」
「はい。宜しくお願い致します」
「…………んん?」
「どうかしましたか? 水城さん」
「同じ方から『誰かを主人公にした話なら広瀬くん希望です!』とある」
「つまり、甘いセリフ担当は広瀬クンで良いのでは?」
「では広瀬くんにご登場頂きましょう」
「展開を作るのが雑になってませんか?」
「御託はいいから甘いセリフを吐いて欲しいなっ☆」
「……えーと……」
「……甘いセリフではなく、俺を主役にした方でも良いですか?」
「…………」
「…………」

【広瀬が主役の話】

「漠然としたタイトル!!」
「ある日、森の中を何の特徴もない少年が何の特徴もない足取りで歩いていました」
「……俺のことだよな。森の中で何してる設定なんだろう」
「その時突風が吹き、身体をあおられた少年は運悪く近くの湖に転がり入りました」
「ぶっはっ……ちょっ……! 水! 割とトラウマ!!! ……って、足がつくじゃん」
「一人はしゃぐ少年の前に、
 一人のジャージマンが湖の中央から湧き出すように登場しました」
「……え、めちゃくちゃ浅いのに湧き出すように? 中央だけ深いの?
 そしてジャージマン?」
「ようこそ湖へ。お前が落としたのは『優等生のお前の気持ち』ですか?
 それとも『性格の悪いお前の気持ち』ですか?」
(気持ちを落とした設定なのか、これ……
 後、元の話は正解を選ぶと両方貰えるって展開だったよな?)
(どっちも自分の場合はどうすれば……
 あ、どっちも自分だから結局両方戻ってくるのか。……なんだこの話)
「それとも『素直になれず相手につい意地悪してしまうお前』ですか?
 『好きになったらとことん粘着質、広瀬優希です』ですか?」
「なるほどただの公開処刑でしたね」
「違います。早く選ばないと選択肢が増えて行きますが」
「全部俺です」
「おめでとう。全部お前です」
「だがしかし、お前が助かったのはお前のお陰ではありません。
 なので甘い言葉を吐いてください」
「『ありません。』と『なので』の間に20行くらい必要な説明がありませんでした?」
「というか先輩の癖に『選択肢が増えて行きますが』とか教えてくれるから
 可笑しいなと思えば!」
「なら湖がめちゃくちゃ深くて
 溺れかけたお前を助けてくれた女性にお前が惚れてしまった体で甘い言葉」
「それはもはや『月宿高校の広瀬優希』の言葉ではない気がするんですが!」
「うっさいボケ! サービスも出来へんのか自分!!」
「人前では嫌なんです。一対一なら良いですが……」
「……なので、とりあえず夢に俺を登場させてくれると嬉しいかな?
 そこからは頑張るからさ。……その、君ご希望の甘い台詞を」
(結局他力本願やないかい)
『カエル姿になって遊んでみるようなネタ』
「……僕達のことじゃなくて、あいつらのことだよな?」
「恐らく」

【カエルの呪い】

「ミサたんです☆彡 俺もついに子ガエルデビューだぜ! いえい!」
「楽しいですか? この丸いフォルムになって」
「楽しい! ちょーっとだけ憧れてたから!! ……って、広瀬か?」
「よく分かりましたね」
「まあ、毎日寮で見てるしなぁ」
「ええと……この、オレンジ色のが米原先生ですか?」
「そ、俺! ……ん? このおっとりした雰囲気のお前は空閑か?」
「せ、せいかい、です!」
「うんうん、空閑って感じだなー!」
「…………」
「分かる。葉村だろ」
「喋ってねぇじゃん」
「うん、でもほら、この目つきの悪さ」
「うるせー」
「俺はー?」
「きゅるんとしてるから法月!」
「あったりー!」
「先生。私は誰でしょう」
「もちろん、この中で一番可愛いお前は菅野だ!」
(可愛いと言って頂いた)
「……お題は『カエルの姿になって遊んでみよう』だけど、
 まずはミサキちゃんを排除しないといけないかな」
「……そうだな」
「そうですね、俺達の平穏の為に」
「ちょっ……俺が何をしたっての?」
「ええと……菅野さんは、皆のものなので」
「……あ、そういう?」
「みんな、ミサキちゃんにかかれー!」
「おー!」
「おわっ!? ちょ、落ち着いて君ら! ねえ!!」
(うむ、今日も平和だ)
「『夏の特設サイト(2015年度版)で広瀬くんがやっているような解説を
 他のメンバーで見たいです』」
「今はリンクが死んでいるページだな」
「えっと、ではどなたかに“配信シナリオ、日常編”の紹介をして頂きましょうか?」
「誰にお願いするんだ?」
「…………」
「空閑くん、行きましょうか」
「! は、はい! がんばります……!!」
(……選んだのがこいつで大丈夫なのか?)
「では配信シナリオ、日常編の紹介をお願いします」
「分かりましたっ!」
「…………」
「……物語は現十九波十夜の回想から始まる」
「彼は半助という猫又と人である十九波十夜が交じり合って出来た存在だ」
「しばらくは半助と十九波十夜の生い立ちが語られ、
 中々に波乱に満ちた生だったことが窺い知れる」
「そこから……」
「ストップ」
「……? あの、どうか、しましたか?」
「……その調子で最後まで行くのぉ?」
「は、はい! あの、配信シナリオ日常編の紹介、ですよね?」
「全く持ってその通りだが、
 今は亡きページの紹介がそういうタイプじゃないんだよぉ?」
「え、ええと……小田島先生……?」
「……では、当時の広瀬くんを皆でプレイバック致しましょう」

【広瀬による“配信シナリオ・葉村編”の説明】

「本編葉村くんとの恋愛を、葉村くん視点で楽しめます。
 ……いや、なんていうか彼は本当に色々残念なんだなぁと……
 もっと素直に生きたら楽なのにって純粋に思いました」
「……ええと、あんまり説明に、なっていない気が……」
「ごふっ……!」
「ああっ、この場にいないはずの広瀬くんがダメージを受けている声が聞こえる!」
「お気を確かに広瀬くん。広瀬くんは全く悪くありませんから……!」
「あの……今のを参考にして、僕も説明すれば良いですか?」
「ううんー、もうお腹一杯だから大丈夫☆ お疲れさまー、空閑クン!」
「あの、僕、お役に立てましたか?」
「勿論です。空閑くんの説明力が素晴らしいのは良く分かりました」
「う、うれしいな……ありがとうございました!」
「こちらこそありがとうございました、空閑くん」
「リクエストしてくれた君、楽しんでもらえたかな?
 想像と違ってる気がするけどメンゴだよ☆彡」
(ここまでリクエストに沿えてたことってあったのかな)
『とりかえばや系のお話が見たいです』
「Vita版カエル畑の初回予約特典に
 “朝起きたら、皆の性格が、違っていました by空閑”があるよー!」
「あれは入れ替わった話じゃないからね……皆の性格が変化したっていう」
「なるほど? ……ただ、テキストだけでやると大変申し訳ないことにならないか?」
「た、試しに僕達でやってみる?」
「分かった」

【蛙一陽と蛙創一の入れ替え】


一陽
「……色が違うだけだな」

創一
「そうかな……僕の方が可愛い気がするけど」

一陽
「貴様」

一陽
「そもそもその価値観は人の世界の物だろう! 僕はハンサムな方だ!」

創一
「…………」

一陽
「何とか言え」

創一
「一陽」

一陽
「何だ」

創一
「僕の顔であまり怒らないで。可愛くないから」

一陽
「貴様」

創一
「……ふふ、冗談だよ一陽。一陽はハンサムだよ」

一陽
「……貴様」

創一
「何?」

一陽
「何でもない。……さっさと戻るぞ。ずっと自分の顔を見続けるのも飽きるしな」

一陽
「それよりは、お前の顔を見ている方が数倍良いさ」

創一
「ふふっ、ありがと一陽」

【おまけ】

 → 
 → 
 → 
 → 
 → 
 → 
「ややこしい……!!!」
「えっと……葉村、くん?」
「そうだよ! 葉村だよ!!」
「どうしてこんなことに……」
「広瀬は相変わらず広瀬だなぁ。こういう状況こそ楽しまなきゃ!」
「……空閑くんの顔でそういうことを言われるのしんどい……」
「ひ、広瀬くん! 僕はこっち、だよ!」
「うん……可愛い系の戸神先輩も中々くるものがあるね……」
「お前広瀬! 空閑が折角励ましてくれてるってのに何だその言いぐさ!」
「あぁ〜……普段怒らない人の怒る顔が割と怖いー……」
「落ち着けよジミー、情緒不安定になってるじゃねェか」
「…………」
「ん? どうした?」
「戸神先輩が入った葉村くん、割と葉村くんだなぁと」
「んな訳ねぇだろうが!」
「いや、割と行ける気がする」
「行ける訳ないだろ! ……ってか、アンタは美咲さんか」
「うん美咲さん。だけどぉ……今はヒロリンです☆彡」
「ぐはっ……! ……俺が死んだら骨は拾ってください……」
「ちょっとー、俺の身体で死なないでよー」
(今日も皆さん楽しそうだ)
『ちーちゃんの昔話』
「……すまない、流石に規模が大きい」
「お詫びに現代から数年前の戸神くんと千木良くんの会話をどうぞ」

【戸神が高校生くらいだったころ】

「……アンタも損な性格してんのな」
「あん? 口の利き方には気を付けぇガキが」
「ははっ、そっちが素か! そりゃいいや!」
「…………」
「……悪かったって。
 いや、アンタには俺のことを引き取ったって何の得もないだろって思ってな」
「これはケジメや。得か否かの問題やあらへん」
「ふうん……ま、それなら俺も気が楽でいいや!」
「今日から……いや、全てを忘れた後か。
 そうしたら、そこからよろしくな? お師匠さん」
「ふん……死ぬ程しごいたるから覚悟せぇよ」
「おう!」
『菅野家の日常』
「……すると篤尋翁、登場が初では?」
「初ですね……」

【風羽と篤尋】

「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
※食事中です
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
【効果音:茶碗を片づける音】
「……行ってくる」
「はい、行ってらっしゃいませ」
「今ので何が伝わった?」
「……渋いおじい様だなと言うことが」
「伝わるか!?」
「まあまあ……」
『千木良くんと水城さんの絡みが見たいです』
「……随分上の方で絡んでいたからあれで楽しんでくれ。
 烏と差しで会話した日には僕は死ぬ」
「し、しなないで一陽!」
「…………」
「くっ……あいつ、遠くからニヤニヤと……!」
(千木良くんの方を見なければいいだけなのに……)
「……よっ、ごくろーさんで」
「貴様、今回の企画に余り登場しなかったではないか」
「そもそも俺は本編の攻略キャラやないしなぁ」
「それはそうだが……」
「後、リクエストに名前の挙がっていた人達を優先したのもあるかな」
「ま、俺とのアレソレはNS版千木良参戦でお楽しみください。……っちゅーことで?」
「……ニヤニヤしながら去っていったな。本当に気色悪い」
「一陽、落ち着いて。そろそろ締めなきゃ」
「分かっている」
「……えっとぉ、リクエストをくれたお友達へはこれで全部お返事できたかな?」
「ここまでお付き合い頂いた皆様、ありがとうございました」
「反応をくれた皆、お返事するのに七年もかかって本当にごめんねぇ」
「後、全リプの件も余りに時間が経ち過ぎてるから今更貰ってもみんな困るよねぇ」
「もし未だに待っていてくださった方がいたら済みません」
「特別処置として、今回のみにどこ更新を知らせるツイートに頂いたリプに
 菅野さんがお返事を致します」
「締め切りはぁ、3月30日の23時59分でーす。お暇な方は話し掛けてねぇ!」
「何を書いたら良いか分からないけど、とりあえずお話したいなという方は、
 菅野さんにご自分の好きな食べ物を教えてあげてください」
「……なんと! 是非是非お待ちしております」
「それでは区切りの良い今回でみにどこは終了致します」
「今日まで忘れないでいてくれたみんなー、ありがとうねー!」
「ありがたい限りです」
「また機会がありましたら、どこかでお逢い致しましょう」
「皆様のお相手は、水城一陽ちゃんとぉ」
「小田島創一と」
「…………」
「……おお、私ですか! 最後に少ししかお話しておりませんが……菅野風羽でした」
「じゃっあね〜!」
「ところで、数年前に我らは合宿で山に行ったままなのですが、そちらは」
「…………」
「…………」
「……またいつの日にか、本当のラストでお逢いしましょう!」
「ばいば〜い!」
「皆様の好きな食べ物、お待ちしております」
おわり。

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