「あっ、占いの時間始まっちゃう！」
	「おお、テレビをつけませんと」
	「お前らホント、こういうの好きだな……」
	「葉村くん、テレビつけてくれてありがとうっ」
	「は、はぁ……っ！？　別に普通だろ……！？」
	「今日は８位か９位か……」
	「あ〜……残念。今日は３位かぁ」
	「しかし先輩、結構高いです」
	「１２位ってなんだよ」
	「えーっと、一番下かな？」
	「わかってるっつーの！！」
	「あ……え、１位……」
	「おお、広瀬くん１位ですか。おめでとうございます」
	「広瀬、可哀想……」
	「え、１位って良いことなんじゃ……？」
	「だって、唯一の取り柄の“地味”が剥奪されるってことでしょう？ 　だから、可哀想だなって」
	「……酷すぎますよね先輩」

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