佐希子 4票 |
芳子 2票 |
「11位か……1位だったら、菅野さんの隣だったのに」 | |
「……ああ、佐希子の脳の病気がまた発動したよ」 | |
「何か?」 | |
「何でもありません、佐希子様。 ……まあ、確かに可愛いよね風羽ちゃん」 | |
「“可愛い”?! “可愛い”などと言う陳腐な言葉で終わらせる気か貴様!!」 | |
「誰かいい病院紹介してくれないかなぁ」 | |
「という訳で、菅野さんが選択項目にいたら一位だと思うんだ」 | |
「その案には悲しいことに賛同するが、主人公が一位て…… いや、違うよ佐希子。今回はお雛様席争奪戦だから――」 | |
「仕様が無い。 菅野さんという存在が完璧すぎるから仕様が無い」 | |
(駄目だ。病院ごときでどうにかできるような代物じゃない。 これは根深い) | |
「どうされました、お二方」 | |
「ああ、佐希子がね?」 | |
「私と芳子に投票してくれた人に、 お礼を言おうっていう話をしてたんだよ」 | |
「おお、それは良いですね」 | |
「…………」 | |
「一桁ではありましたが、私と芳子にご投票して下さった皆様、 ありがとうございました!」 | |
「若干残念な結果とはなりましたが、 まあ想定の範囲内ということで」 | |
「寧ろ票が入ったのだから喜ぶべきことだと思うが」 | |
「そうだよねー! ありがとうございました!」 | |
「今回の企画にご参加頂いた皆様、有難う御座いました」 | |
「今後も似たようなことが御座いましたら、 その際はよろしくお願いいたします」 | |
「「それでは引き続き、 葉村椋人くんのお雛様をお楽しみください!」」 |