物語の主人公。
桜塚高校に通っていたが両親の海外転勤のため、祖父が理事長を務める学校に転校することになった。
しかし、転校先というのが、全国にその名を轟かせている超有名男子校。
恋が入ったことで形的には共学になったと言えるが、女子生徒はたったの一人。
99％男しか居ない中、頭の堅い理事会に共学を認めさせる為、恋の奮闘が始まる。

恋のいとこで、クラスメートで、許婚という存在。
今まで男子校だった中に突然恋が入学した事から、学園内での恋のボディーガードをしてくれているが、天邪鬼な性格のため何かと皮肉ばかりを言ってくる。
そのため気の強い恋とはしょっちゅう喧嘩をしている。
速水尚仁とは実の兄弟だが、両親の離婚のため名字が違っている。

恋のいとこで、天城寺学園に来る前からの唯一の知り合い。
尚仁自身も転校生で、前に通っていた桜塚高校で恋と知り合っている。
いつも笑顔で物静か。天然な部分もあるけれど、何かと優しい尚仁に恋は密かに憧れを持っていた。
天城寺雅哉とは実の兄弟だが、両親の離婚のため名字が違っている。

天城寺学園の警備部に所属している少年で、恋のクラスメート。
理事長から直々に恋専属のボディーガードに任命され、初めての大役に張り切っている。
本来は中学2年生なのだが年齢以上の能力があり、飛び級をして高校2年生の授業を受けている。
周囲がみんな年上なので、少しでも追いつこうと日々努力を忘れない、一生懸命な少年。

恋のクラスメートで、天城寺学園高等部で生徒会長をしている。
旧家の出身で、幼少より伝統と歴史を重んじ、家訓に従うよう育てられている。
そのため、恋の入学によって共学になってしまったことを「男子校として培ってきた歴史と伝統を壊す」と捉えており、 共学には断固として反対している。
そして、共学の中心人物である恋を目の敵にしている。

学園の警備部主任でありながら、理事長の執事としての職務をこなし、他にも仕事を抱える学園一多忙な人物。
迅速に仕事をこなす為、サングラスをかけている時は一切口を開くことはなく、淡々と仕事をこなす。
サングラスをかけていない彼は丁寧な口調で優しく話しかけてくれる。

恋の担任教師。
一応生物を担当しているが、他の教科で自習があるときは代わりに受け持って授業を進めることもある。
体育以外ならどんな教科もこなすオールマイティー教師。
ただ、教師らしからぬ言動が多々あり、生徒からは話のわかる教師として慕われているが、教師達からは自覚の足りない教師と言われ、学園内での評価はまっぷたつに割れている。

恋が通っていた桜塚高校の生徒で、恋が転校した後も連絡を取り合っている恋の親友。
天然系ぶりっ子体質で恋愛至上主義。
普段は優しく細やかな気遣いが出来るのだが、そこに恋愛が絡むとすべてを忘れ暴走することもしばしば。
カッコイイ人物を見ると空想世界に旅立ってしまうことすらある。

恋の祖父。
天城寺学園の理事長を務めていて、共学を決めた張本人。
優しい言葉で話してくれるが、反論は許さないという威圧感も兼ね備えている。
どうやら怒ると怖いらしく、雅哉は善に逆らえない。