@win_show
ある年の12月25日。[c]
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小泉顕
「右よし、左よし、正面よーし！ 小泉顕、作戦行動にはいりま――」[c]
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上河明良
「随分と楽しそうだなぁ、小泉」[c]
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小泉顕
「こっ、こここここの声は……っ」[c]
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上河明良
「久しぶりに会えて嬉しいよ、小泉」[c]
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小泉顕
「あー、あー、アキちゃんセンセー久しぶりデスネー。お会いできてとっても嬉しいデース」[c]
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上河明良
「あまり嬉しそうに見えないのは気のせいか」[c]
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小泉顕
「滅相もない！」[c]
「ただ、短くて濃ゆい先生達との生活の中で完全に染みついた癖というかなんというか……」[c]
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「う～ん、本当は先に彼女のほうへ行くつもりだったけどいいや」[c]
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「実は天城寺の皆とクリスマスパーティーをやることになったんだ」[c]
「ってことで、センセ！ ひめ様を連れて天城寺へレッツゴー☆」[c]
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上河明良
「いきなり何を言い出すかと思えば……」[c]
「大体お前どうやってここまで来たんだ？」[c]
「車ならともかく電車じゃ向こうへ行くにも夕方になるぞ」[c]
「言っておくが俺の車は今車検で無いからな」[c]
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小泉顕
「ふっふっふっ、その辺は抜かりなく準備しておりますよお代官様」[c]
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月元忍
ぺこり。[c]
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上河明良
「だ、誰だ……？」[c]
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小泉顕
「我らが天城寺学園警備部主任・月元忍さんだよ！ ひめ様達と入れ違いで帰ってきたんだ」[c]
「行き帰りは月元さんと僕がしっかり送るから先生達は安心していいよ！」[c]
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上河明良
「なるほど。彼が例の月元さんか」[c]
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「じゃなくて、また他人を巻き込んでお前ってやつは……」[c]
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小泉顕
「ストーップ！ もう来ちゃったものはしょうがないでしょ☆」[c]
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「それにアキちゃんセンセがクリスマスの日に予定を入れていないこともちゃんと調査済みだからね」[c]
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上河明良
「それは妹と過ごすために空けてあるだけで――」[c]
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小泉顕
「ノンノン。一人より二人、二人より三人、三人より天城寺の皆さんだよ！」[c]
「つもる話は車の中でするとして、今はとにかく天城寺へゴー☆」[c]
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上河明良
「こら小泉引っ張るな！」[c]
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@ef_show
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2時間後――[c]
@bg_show
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…………。[c]
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……………………。[c]
@chC_show
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上河明良
「まさかまたこの場所に来るとはな」[c]
「クリスマスは二人でゆっくり過ごすはずだったのにすまない……」[c]
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「ううん。私はまたみんなに会えることになって嬉しいよ」[c]
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上河明良
「……お前は優しいな」[c]
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「まったく。サプライズだかなんだかしらんが事前に話を通してくれさえすれば慌ただしくならずに済んだものを」[c]
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「あはは、それじゃサプライズにならないよ」[c]
タッタッタッ！[c]
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@chL_show
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夏八木光
「お二人とも、遠いところからお疲れ様ですっ！」[c]
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神代アルバート
「やぁいらっしゃい。二人にまた会えて嬉しいよ」[c]
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「アルくん光くん久しぶり！ わー、なんだか懐かしいな。天城寺に通ってた頃に戻ったみたい」[c]
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神代アルバート
「僕もだよ。君がいたのは1カ月だけだったけど、思い出が沢山あるからね」[c]
「さぁ、中に入って。皆も二人との再会をずっと楽しみにしてたんだ」[c]
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下のリンクから一緒にクリスマスを過ごしたい相手を選んでください。[end]
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